関西ゴルフ倶楽部
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「リゾートトラストレディス」の開催地

関西ゴルフ倶楽部

兵庫県・三木市
関西ゴルフ倶楽部
関西ゴルフ倶楽部
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兵庫県三木市に位置する「関西ゴルフ倶楽部」は、ゴルフコース設計家の上田治(うえだおさむ)氏の設計思想を受け継いだ鈴木正一(すずきしょういち)氏と、(株)ダンロップスポーツエンタープライズが設計したゴルフ場で、1990年(平成2年)に開場しました。

本ゴルフ場では、日本女子プロゴルフトーナメント「リゾートトラストレディス」を開催。ドラマティックな戦いが繰り広げられ、女子プロゴルフのレベルの高さを感じることができます。

コースは戦略性と美しい景観が融合した全長7,091ヤード、パー72のチャンピオンシップコースで、自然の地形を活かしたレイアウトが特徴。フェアウェイは広く開放的な印象ですが、緻密な戦略が求められます。グリーンは複雑な形状をしており、アプローチとパッティングの正確性によってスコアが左右されるでしょう。

目 次

「リゾートトラストレディス」の歴史

ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント

「リゾートトラストレディス」は、1990年(平成2年)に「帝産・クリナップビューティーズ」としてスタート。当初は賞金ランキング対象外の大会でしたが、1993年(平成5年)、「リゾートトラスト・クリナップレディス」に改称されると同時に、日本女子プロゴルフ協会JLPGA)の賞金ランキング対象トーナメントに昇格。1995年(平成7年)から「リゾートトラストレディス」の大会名で開催されています。

本大会は当初、静岡県内でスタートしましたが、1993年(平成5年)以降はリゾートトラストグループが運営するゴルフ場を持ち回りで開催。国内女子ゴルフトーナメントの中でも歴史ある大会のひとつとなっています。

2025年(令和7年)時点の賞金総額は1億4,000万円、優勝賞金は2,520万円です。

「リゾートトラストレディス」
歴代チャンピオンの名勝負

「リゾートトラストレディス」で繰り広げられた名勝負をご紹介します。

バーディー合戦の末、ツアー初V
甲田良美さん
(第21回大会:2010年)

2010年(平成22年)に開催された第21回大会は、甲田良美(こうだよしみ)さんがバーディーラッシュで勝利を手にしました。最終日、通算8アンダー2位タイからスタートした甲田良美さんは、前半、3つのバーディーを奪うと、単独首位に浮上。後半、甲田良美さんは15番ホールまでに連続バーディーを含む3バーディーを決めるも連続ボギーを叩き、さらに6位タイからスタートした北田瑠衣(きただるい)さんによる猛追を受け、首位タイに並ばれてしまいます。しかし、続く16番ホールで北田瑠衣さんがダブルボギーを叩き後退すると、甲田良美さんは17番ホールから連続バーディーを奪い、振り切って優勝。ツアー初勝利を収めました。

プレーオフを制してツアー初優勝
岡山絵里さん
(第29回大会:2018年)

2018年(平成30年)の第29回大会では、岡山絵里(おかやまえり)さんが勝みなみ(かつみなみ)さんとのプレーオフを制して、ツアー初優勝を飾りました。岡山絵里さんは最終日、通算9アンダー首位タイでスタートすると前半、1番ホールでバーディーを決め、単独首位に。8番ホールで勝みなみさんに逆転され、単独2位に後退するも、続く9番ホールでバーディーを決め、再び単独首位に浮上します。後半は岡山絵里さんと勝みなみさんともにパープレーを継続。その後、岡山絵里さんが14番ホールでバーディーを奪うも、勝みなみさんが16番ホールから連続バーディーを決めたため、2人が首位タイに並び、勝負の行方はプレーオフへともつれ込みます。プレーオフ1ホール目、ボギーを叩いた勝みなみさんに対し、岡山絵里さんはパーとし、ツアー初勝利を収めました。

自身初となる4日間大会での初勝利
岩井明愛さん
(第34回大会:2024年)

岩井明愛(いわいあきえ)さんは、2024年(令和6年)に開催された第34回大会において、自身初となる4日間大会での初優勝を果たしました。最終日、通算11アンダー単独2位からスタートした岩井明愛さんは前半、3バーディー3ボギーのイーブンパーとし、単独2位のまま後半を迎えます。すると12番ホールから連続バーディーを奪って、単独首位に浮上。岩井明愛さんは、その後も2つのバーディーを決め、通算15アンダーで優勝し、栄冠を手にしました。

歴代優勝者・成績(スコア結果)
開催年 選手名 Total 1R 2R 3R 4R
2024年(第31回) 岩井明愛 273 68 68 69 68
2023年(第30回) 山下美夢有 267 68 65 66 68
2022年(第29回) 小祝さくら 271 69 67 64 71
2021年(第28回) 勝みなみ 279 69 70 69 71
2019年(第27回) 原英莉花 202 66 70 66 -
2018年(第26回) 岡山絵里 203 65 70 68 -
2017年(第25回) 姜秀衍 207 67 72 68 -
2016年(第24回) 表純子 135 71 64 - -
2015年(第23回) テレサ・ルー 202 68 67 67 -
2014年(第22回) テレサ・ルー 201 67 70 64 -
2013年(第21回) 比嘉真美子 207 70 67 70 -
2012年(第20回) 全美貞 202 65 68 69 -
2011年(第19回) 横峯さくら 206 70 68 68 -
2010年(第18回) 甲田良美 202 67 69 66 -
2009年(第17回) 全美貞 202 72 65 65 -
2008年(第16回) 全美貞 204 68 67 69 -
2007年(第15回) 上田桃子 205 69 68 68 -
2006年(第14回) 中田美枝 207 66 70 71 -
2005年(第13回) 川﨑充津子 208 68 65 75 -
2004年(第12回) 茂木宏美 208 71 67 70 -
2003年(第11回) 不動裕理 205 72 66 67 -
2002年(第10回) 我妻弘津江 213 70 71 72 -
2001年(第9回) 高村亜紀 209 71 71 67 -
2000年(第8回) 不動裕理 205 66 71 68 -
1999年(第7回) 高村博美 208 65 71 72 -
1998年(第6回) 原田香里 207 69 68 70 -
1997年(第5回) 村口史子 204 66 69 69 -
1996年(第4回) 橋本愛子 209 70 68 71 -
1995年(第3回) 呉明月 211 68 69 74 -
1994年(第2回) 曽秀鳳 213 70 73 70 -
1993年(第1回) 島袋美幸 217 68 76 73 -

「関西ゴルフ倶楽部」コースの特徴

「関西ゴルフ倶楽部」の特徴

「関西ゴルフ倶楽部」は、丘陵地の自然を活かした林間コースでありながら、高低差が少なく比較的フラットなフェアウェイが特徴。ロングホールではダイナミックなドライバーショットを存分に楽しめます。一方、池越えや池サイドのホールが多く配置され、慎重なコースマネジメントが求められる設計となっていることから、爽快感と戦略性のバランスが取れたコースと言えるでしょう。

「関西ゴルフ倶楽部」
コース攻略のポイント

ポイント 1フェアウェイが広いホールはセカンドショットを意識する

フェアウェイが広いロングホールは、思い切りの良いドライバーショットが有効。ただし、ティーショットの落下地点を意識し、セカンドショットが打ちやすい位置を狙うことがポイントになってきます。フェアウェイが広いとはいえ、戦略的に配置された池やバンカーを避けるショットを心がけると良いでしょう。

ポイント 2フェアウェイ幅が狭いホールはパーセーブを目標にする

フェアウェイ幅が狭いホールのティーショットはフェアウェイキープできるクラブを選択し、セカンドショット以降の戦略を優先させることが賢明。特に、グリーン周りに池やハザードが配置されているホールでは、無理な攻めを避け、パーセーブを目標とした堅実なプレーがポイントになってくるでしょう。

ポイント 3ショートホールの池越えは1番手上のクラブを選択する

池が戦略的に配置されたショートホールでは、グリーンまでの正確な距離感とともに、風向きや風速を慎重に見極めることが重要。クラブ選択は1番手上のクラブを選び、まずは池越えを優先させます。グリーン周りに池とバンカーがあるホールでは、グリーンを狙う際、ピンではなくグリーンセンターに落とすセーフティプレーも選択肢になるでしょう。

ゴルフコース・ゴルフ練習場・
クラブハウス内の概要
ゴルフコース ホール数 総ヤード数 パー コースレート カート
18 7,026 72 74.1 5人乗りカート(ナビ付き)
ゴルフ練習場 屋外練習場

ドライビングレンジ:近隣練習場(ヴェルデ)アプローチ、パター

クラブハウス内 お風呂 レストラン
浴室、サウナ

営業時間:7時~17時

コンペルーム 娯楽施設

1~5室(最大100名)

ショップ、ラウンジ(談話室)、VIPルーム

施設情報
施設名 関西ゴルフ倶楽部
所在地 〒673-1114 兵庫県三木市吉川町吉安877-1
電話番号 0794-72-1000
アクセス
  • 中国自動車道「吉川IC」より車で約5分、中国自動車道「神戸三田IC」より車で約10分
  • JR福知山線「三田駅」よりタクシーで約20分

まとめ:
ゴルフプレーなら、関西ゴルフ倶楽部へ

「関西ゴルフ倶楽部」は、爽快感と戦略性が調和したチャンピオンシップコース。鈴木正一氏の設計による18ホールには、10ヵ所の池が戦略的に配置され、プレーヤーの判断力と技術が試されます。

本倶楽部では、2024年(令和6年)に「リゾートトラストレディス」を開催。白熱した試合展開に多くのゴルフファンが魅了されました。

コースは、フラットで美しい林間コースながら、池越えのショートホールや幅の狭いフェアウェイを攻略する緊張感は、心を虜にされるでしょう。

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