真駒内カントリークラブ 空沼コース
北海道・札幌市

北海道札幌市に位置する「真駒内(まこまない)カントリークラブ」は、1969年(昭和44年)に開場した50年以上の歴史があるゴルフ場です。札幌市街地から車で約20分の場所にありながら、雄大な原生林に囲まれた北海道の大自然を存分に感じられます。
このクラブは、2016年(平成28年)にスタートした日本女子プロゴルフ協会公認のトーナメント「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」の舞台となっており、毎年国内トップクラスの女子プロゴルファーが出場します。
また、本クラブには距離が長い「空沼(そらぬま)コース(18H)」と距離が短い「藻岩(もいわ)コース(18H)」があり、「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」は「空沼コース」で開催。
北海道の中でも長いコースの部類に入り、全体的にアップダウンが多く、戦略的な攻めが求められます。
- 目 次
「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」の歴史

「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」は、2016年(平成28年)にスタートした女子プロゴルフトーナメントです。当初は、3日間54ホールの形式でしたが、2019年(令和元年)からは4日間72ホールへ変更。なお、本トーナメントは、2022年(令和4年)まで「ニッポンハムレディスクラシック」という名称で開催されていました。
2024年(令和6年)の賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円です。
「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」歴代チャンピオンの名勝負
「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」で繰り広げられた名勝負をご紹介します。
悲願の初優勝を獲得
葭葉ルミさん
(第1回大会:2016年)
記念すべき初代女王の座を手に入れたのは葭葉ルミ(よしばるみ)さん。
首位タイに3人、首位に1打差の4位タイに3人、さらに2打差の7位タイに6人が並ぶ大混戦で始まった最終日、葭葉ルミさんは通算5アンダーの4位タイでスタートします。
前半は上位陣がスコアメイクに苦しむ中、葭葉ルミさんは1番ホールでバーディーを奪って以降、堅実にパープレーを継続。後半、10番ホールでバーディーを決めると単独首位の李知姫(イ・チヒ)さんに追いつき首位タイに並びます。すると13番ホール終了時点において、首位タイで出た当時アマチュアの小祝さくら(こいわいさくら)さん、7位タイでスタートしたキム・ヌハルさんと森田遥(もりたはるか)さんらも追い上げ、首位タイに5人が並ぶ混戦模様を呈しました。
その後、森田遥さんを除く3人がボギーを叩き後退すると、葭葉ルミさんは17番ホールでバーディーを決めて逆転し、単独首位に躍り出ます。最終18番ホール、森田遥さんはボギーを叩きホールアウト。後ろの組でラウンドしていた葭葉ルミさんは18番ホールでパーパットを決め、通算8アンダーで優勝。プロ初勝利を勝ち取りました。
プレーオフを制し初優勝
堀琴音さん
(第5回大会:2021年)
2021年大会は、プロ8年目にして悲願の初優勝を遂げた堀琴音(ほりことね)さん。堀琴音さんは通算9アンダー単独2位で最終日をスタートします。
前半は3バーディーを決めてスコアを伸ばすと後半、14番ホールから2連続バーディーを奪い、単独首位の若林舞衣子(わかばやしまいこ)さんと首位タイに並びます。その後は双方ともにパープレーを続けた結果、プレーオフへと突入。18番ホールでのプレーオフ2ホールはともに決着がつかなかったため、3ホール目はカップの位置が切りなおされます。
そして3ホール目、ボギーとした若林舞衣子さんに対し、パーパットを決めた堀琴音さんがプロ初優勝。お姉さんの堀奈津佳(ほりなつか)さんがツアー2勝を収めており、福嶋浩子(ふくしまひろこ)さんと福嶋晃子(ふくしまあきこ)さん姉妹に続く、史上2組目の姉妹によるレギュラーツアー優勝となりました。
地元・北海道で優勝
小祝さくらさん
(第7回大会:2023年)
2023年の勝者は、初めて地元・北海道で勝利を収めた小祝さくらさん。最終日、11アンダー単独首位でスタートした小祝さくらさんは、前半を2バーディー、1ボギーとし前半を終えます。後半も順調に2つのバーディーを決めた小祝さくらさんは、通算12アンダーで逃げ切って優勝。後続と3打差をつける快勝を収めました。
- 歴代優勝者・成績(スコア結果)
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開催年 選手名 Total 1R 2R 3R 4R 2024年(第8回) 川﨑春花 270 68 65 68 69 2023年(第7回) 小祝さくら 276 69 68 68 71 2022年(第6回) 西村優菜 270 67 67 66 70 2021年(第5回) 堀琴音 274 67 72 68 67 2019年(第4回) S・ランクン 273 69 65 72 67 2018年(第3回) アン・ソンジュ 203 69 67 67 - 2017年(第2回) イ・ミニョン 197 66 64 67 - 2016年(第1回) 葭葉ルミ 208 68 71 69 -
「真駒内カントリークラブ
空沼コース」の特徴

「空沼コース」は「北海道No.1のトーナメントコース」とも称される、戦略性に富んだコースです。1969年(昭和44年)の開場以来、「全日本女子オープンゴルフ選手権」や「ベルーナチャレンジゴルフ」など、数多くのトーナメントが開催されており、国内屈指のゴルファーたちが熱戦を繰り広げてきました。本コースのフェアウェイは広く、グリーン周りはガードバンカーや池が配置されており、攻めがいのあるコースレイアウトになっています。グリーンは大きく、アンジュレーションも豊かです。ラインを読み間違えると、3パット4パットも珍しくありません。
「真駒内カントリークラブ
空沼コース」攻略のポイント
ポイント 1ティーショットで攻略のカギを掴む
男子レギュラーティーで全長7,172ヤードと北海道の中でもコースが長く、またコース全体にアップダウンが多いため、ティーショットでいかに距離を稼ぐかがスコアメイクの鍵になります。ドライバーで強く飛ばし、セカンドショットでグリーンを狙っていきましょう。
ポイント 2グリーン周りは攻めすぎないように
グリーン周りは、ガードバンカーや池が戦略的に配置されているため、攻めすぎるとバンカーや池に捕まり、スコアを落とす可能性が高まります。グリーンに乗せることを最優先に考え、無理のないクラブ選択が必要です。グリーン周りのアンジュレーションにも注意し、落とし所をイメージしたアプローチを心がけましょう。
ポイント 3グリーンはラインを読み、
パッティングは丁寧に
大きく、アンジュレーションが豊かなグリーンを攻略するには、ボールのラインをしっかりと読み、丁寧なパッティングを心がけることが重要です。ボールとカップの位置を確認し、グリーンの傾斜を把握しましょう。ラインを目で追い、どこで曲がるのかをイメージすることが大切です。
- ゴルフコース・ゴルフ練習場・
クラブハウス内の概要 -
ゴルフコース ホール数 総ヤード数 パー コースレート カート 36 13,580 144 72.3 5人乗りカート ゴルフ練習場 屋外練習場 距離:300ヤード(打席数:60打席)
グリーン、パッティングエリア、アプローチ、バンカークラブハウス内 お風呂 レストラン 大浴場、サウナ 営業時間:7~19時 コンペルーム 5室(最大200名まで対応可)
- 施設情報
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施設名 真駒内カントリークラブ 空沼コース 所在地 〒005-0863 北海道札幌市南区常盤200 電話番号 011-591-8422 アクセス
まとめ:
ゴルフプレーなら、真駒内カントリークラブ 空沼コースへ
「真駒内カントリークラブ(空沼コース)」は、自然に恵まれた北海道の美しさと戦略性の高いゴルフプレーを融合させるゴルファーの楽園とも言えるゴルフ場です。原生林に囲まれた雄大なフェアウェイと複雑なアンジュレーションのグリーンは、技術と戦略を磨く絶好の機会を提供。また、「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」の開催地としても知られるこのコースは、トッププロが技を競い合う場としても高い評価を受けています。ゴルフの魅力を存分に味わいたい方は、ぜひ訪れてみましょう。