札幌ゴルフ倶楽部
輪厚コース
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「ANAオープンゴルフトーナメント」の開催コース

札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース

北海道・北広島市
札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
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北海道を代表するチャンピオンコースの「札幌ゴルフ倶楽部(輪厚コース)」は、1958年(昭和33年)に開場した北海道北広島市に位置するゴルフ場です。毎年9月に「ANAオープンゴルフトーナメント」が開催されています。

「ANAオープンゴルフトーナメント」は2024年(令和6年)に第50回の開催を数える歴史と伝統があるトーナメントで、過去には数多くの招待外国人選手が挑戦。また、多くの名選手が優勝を果たしており、第1回大会の覇者であるジャンボ尾崎こと尾崎将司(おざきまさし)さんは本トーナメントで通算7勝を記録。中嶋常幸(なかじまつねゆき)さんは通算4勝を挙げています。

「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」の設計は、ゴルフコース設計者の名匠・井上誠一(いのうえせいいち)氏で、北海道で初めて手がけました。コースは自然の緩やかな起伏が大きな戦略要素となっており、コースをとり囲む樹木も戦略性に拍車をかけているのが特徴。また、各ホールは距離も長く、攻略ルートがはっきりしているため、初心者から上級者まで幅広いゴルファーに楽しめるコースと言えるでしょう。

目 次

「ANAオープンゴルフトーナメント」の歴史

「ANAオープンゴルフトーナメント」の歴史

「ANAオープンゴルフトーナメント」は、1971年(昭和46年)に札幌テレビ放送(STV)と札幌ゴルフ倶楽部の共催で「STVカップ札幌オープンゴルフトーナメント」としてスタート。当初は3日間競技でしたが、1973年(昭和48年)にANA(全日本空輸)がスポンサーに名乗りを上げたことで、「全日空札幌オープンゴルフトーナメント」として生まれ変わり、大会期間も4日間に拡張されました。
その後、1986年(昭和61年)に大会名称を「全日空オープンゴルフトーナメント」へと変更し、2002年(平成14年)には「ANAオープンゴルフトーナメント」へと改められています。

本トーナメントは、1973年(昭和48年)の第1回大会から輪厚コースで開催。輪厚コースのグリーンを大改造した1988年(昭和63年)~1989年(平成元年)と1993年(平成5年)は「札幌ゴルフ倶楽部(由仁コース)」で開催されました。
2024年(令和6年)の賞金総額は1.5億円。優勝賞金は3,000万円となっています。

「ANAオープンゴルフトーナメント」歴代チャンピオンの名勝負

「ANAオープンゴルフトーナメント」で繰り広げられた名勝負をご紹介します。

強風を味方につけて優勝
尾崎将司さん
(第1回大会:1973年、第2回大会:1974年、第17回大会:1989年、
第20回大会:1992年、第22回大会:1994年、第23回大会:1995年、
第30回大会:2002年)

記念すべき第1回大会を制したのは、尾崎将司さん。強風を味方につけて大逆転優勝を果たしました。
最終日、首位と6打差のイーブンパー、12位でスタートした尾崎将司さん。風速15メートルの強風が吹く中、スコア「67」でホールアウトします。上位陣は強風の影響でスコアメイクに苦しむと、尾崎将司さんが逆転。第1回大会で勝利を収めました。
なお、尾崎将司さんは翌1974年(昭和59年)の第2回大会でも優勝して連覇を達成。その後も勝利を積み重ね、ツアー制施行以来の最年長優勝記録を樹立した2002年(平成14年)の第30回大会まで、本トーナメントで通算7勝を挙げています。

5連続バーディーを展開して勝利
杉原輝雄さん
(第5回大会:1977年、第6回大会:1978年、第8回大会:1980年)

1980年(昭和55年)の第8回大会で勝利を収めたのは、第5回大会と第6回大会で連覇を達成した杉原輝雄(すぎはらてるお)さん。連続バーディーを展開して勝利を手にしました。
通算2アンダー4位でスタートした最終日、杉原輝雄さんは3番ホールから5連続バーディーを奪うと首位に躍り出ます。15番ホールでは木に邪魔されて打てないシーンがありましたが、左打ちで切り抜けて優勝。大会通算3勝目を挙げました。

大混戦を制して国内ツアー初優勝
篠崎紀夫さん
(第35回大会:2007年)

2007年(平成19年)に開催した第35回大会は、篠崎紀夫(しのざきのりお)さんが大混戦を制し、国内ツアー初優勝を飾りました。
首位から2打差に15人がひしめき合う大混戦となった最終日、首位に3打差の3位タイでスタートした篠崎紀夫さん。通算7アンダー2位タイでホールアウトすると、単独首位に立っていた今野康晴(いまのやすはる)さんが17番ホールでボギーを叩き、C・プラポール(チャリワット・プラポール)さんを含む3選手でのプレーオフの展開に。プレーオフでは2ホール目でボギーを叩いた今野康晴さんが脱落すると、C・プラポールさんとの闘いが5ホール目までもつれ込みます。C・プラポールさんがダブルボギーとすると篠崎紀夫さんはボギーで優勝。国内ツアー初勝利を掴み取りました。

ベテランの強さを見せ勝利
谷原秀人さん
(第49回大会:2023年)

2023年(令和5年)の第49回大会では、谷原秀人(たにはらひでと)さんが圧巻のパフォーマンスを見せてトーナメントを制しました。
最終日、通算13アンダー単独3位からスタートすると、バーディーラッシュを展開。17番ホールで見せた6mのロングパットは混戦を抜け出す決定的な一打となり、ボギーなしのスコア「67」をマーク。2位と1打差の通算18アンダーで逆転優勝を果たし、若手の台頭が目立つ中、ベテランとしての強さを見せつけました。

歴代優勝者・成績(スコア結果)
開催年 選手名 Total 1R 2R 3R 4R
2024年(第50回) 岩崎亜久竜 268 66 67 69 66
2023年(第49回) 谷原秀人 270 68 69 66 67
2022年(第48回) 大槻智春 269 68 67 68 66
2021年(第47回) S・ビンセント 270 72 63 69 66
2019年(第46回) 浅地洋佑 272 73 68 66 65
2017年(第45回) 池田勇太 275 70 69 65 71
2016年(第44回) B・ジョーンズ 270 66 67 67 70
2015年(第43回) 石川遼 272 68 68 67 69
2014年(第42回) 宮本勝昌 270 68 67 68 67
2013年(第41回) 小田孔明 273 66 68 71 68
2012年(第40回) 藤田寛之 272 71 68 65 68
2011年(第39回) K・バーンズ 275 71 66 67 71
2010年(第38回) 池田勇太 274 70 71 66 67
2009年(第37回) 谷口徹 272 67 67 66 72
2008年(第36回) 矢野東 273 68 68 69 68
2007年(第35回) 篠崎紀夫 277 68 70 70 69
2006年(第34回) 近藤智弘 274 69 64 72 69
2005年(第33回) 深堀圭一郎 274 72 62 72 68
2004年(第32回) C・プラポール 271 66 65 70 70
2003年(第31回) 葉偉志 277 67 66 72 72
2002年(第30回) 尾崎将司 271 67 66 69 69
2001年(第29回) 林根基 273 66 70 66 71
2000年(第28回) 佐藤信人 282 68 68 72 74
1999年(第27回) 細川和彦 277 66 70 69 72
1998年(第26回) 深堀圭一郎 279 71 71 68 69
1997年(第25回) 横田真一 273 68 65 72 68
1996年(第24回) C・フランコ 282 67 73 74 68
1995年(第23回) 尾崎将司 279 70 72 69 68
1994年(第22回) 尾崎将司 268 68 68 63 69
1993年(第21回) 中嶋常幸 274 67 67 67 73
1992年(第20回) 尾崎将司 280 70 69 69 72
1991年(第19回) 大町昭義 282 68 71 72 71
1990年(第18回) 中嶋常幸 277 69 70 68 70
1989年(第17回) 尾崎将司 280 71 70 68 71
1988年(第16回) 尾崎直道 278 63 69 73 73
1987年(第15回) 青木功 282 72 70 68 72
1986年(第14回) 倉本昌弘 281 73 72 66 70
1985年(第13回) 中嶋常幸 277 68 71 69 69
1984年(第12回) 泉川ピート 280 68 68 76 68
1983年(第11回) 中嶋常幸 282 71 70 72 69
1982年(第10回) 鈴木規夫 278 74 63 69 72
1981年(第9回) 倉本昌弘 282 67 73 69 73
1980年(第8回) 杉原輝雄 283 71 71 72 69
1979年(第7回) G・マーシュ 284 71 73 68 72
1978年(第6回) 杉原輝雄 284 68 72 72 72
1977年(第5回) 杉原輝雄 287 72 71 72 72
1976年(第4回) 村上隆 285 74 68 76 67
1975年(第3回) 謝永郁 277 71 70 66 70
1974年(第2回) 尾崎将司 282 72 73 71 66
1973年(第1回) 尾崎将司 283 72 70 74 67

「札幌ゴルフ倶楽部
輪厚コース」の特徴

「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」ゴルフコースの特徴

「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」のホールは、全長7,066ヤード、パー72の林間コースです。自然の起伏を活かした戦略的なコース設計で、プレーヤーの戦略的な判断を左右する重要な要素となっています。
また、樹木が豊富に生い茂っており、フェアウェイやグリーンを囲んでいることから、正確なショットが必要です。そして、ほとんどのホールが受けグリーンになっているので、ピンの位置によって攻め方が異なってきます。そのため、常に臨機応変に対応する必要があるコースと言えるでしょう。

「札幌ゴルフ倶楽部
輪厚コース」攻略のポイント

ポイント 1フェアウェイの傾斜把握と樹木を避けて
ティーショットを打つ

自然の緩やかな起伏が大きな戦略要素となっているため、ティーショットではフェアウェイの傾斜を把握し、ボールが止まる位置を狙うことが必要です。また、コースを囲む樹木も戦略性に拍車をかけているので、狙い通りにボールを運ぶために、樹木を避けながら正確に打つことが大切です。

ポイント 2アンジュレーションを読んでピンを狙う

セカンドショットでは、グリーン周りのアンジュレーションを読みピンを狙う位置を決めることが大切です。
また、樹木がセカンドショットの妨げになるのであれば、樹木の間を狙って打ち、グリーンに近づけても良いでしょう。

ポイント 3ピンの位置によって攻め方を変える

ほとんどのホールが受けグリーンになっているため、ピンの位置によって攻め方を変え、常に状況を把握しながらプレーする必要があります。例えば、ピンが手前にある場合は、ショートゲームを重視した攻め方にし、ピンが奥にある場合は、ロングゲームを重視した攻め方にすると良いでしょう。

ゴルフコース・ゴルフ練習場・
クラブハウス内の概要
ゴルフコース ホール数 総ヤード数 パー コースレート カート
18 7,066 72 74.6 歩き(電動カート)
ゴルフ練習場 屋外練習場

距離:250ヤード(打席数:22打席)

クラブハウス内 お風呂 レストラン
浴室、サウナ、パウダールーム 営業時間:6~19時
コンペルーム 娯楽施設

10~40名(または20~25名)

プロショップ・特別室

施設情報
施設名 札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
所在地 〒061-126 北海道北広島市輪厚77
電話番号 011-376-2231
アクセス
  • 道央自動車道「北広島IC」より車で約8分
  • JR北海道千歳線「北広島駅」よりタクシーで約15分

まとめ:
ゴルフプレーなら、札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースへ

「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」は、自然の起伏や樹木を巧みに活かした、戦略性の高いチャンピオンコースで、初心者から上級者まで幅広いゴルファーが楽しめます。
毎年9月に行われている「ANAオープンゴルフトーナメント」は歴史と伝統があり、日本を代表するトッププレーヤーたちが活躍する大会としても注目。そんな「札幌ゴルフ倶楽部(輪厚コース)」」で北海道の豊かな自然を満喫しながらプレーすれば、プロゴルフの迫力を体感することができるでしょう。

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