2021年8月29日
五輪銀メダリスト稲見萌寧選手が逆転優勝で今季7勝目!

【2021】ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日
8月26日~29日、小樽カントリー倶楽部(北海道)で開催された「ニトリレディスゴルフトーナメント」で、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(いなみ もね)選手が通算16アンダーで逆転優勝を勝ち取り、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」以来の今季7勝目(ツアー通算8勝目)を飾った。
大会4日目の最終日、強い風がコースに吹き荒れ選手たちがスコアを落としていく中、ノーボギーという堅実なゴルフで安定してスコアを伸ばしたのが稲見選手だった。
首位と3打差の4位からスタートした稲見選手は、出だしの1番で10メートルのパットを沈めてバーディー発進。5番で残り140ヤードの第2打をピンそばへ付けバーディーを奪い首位の全美貞選手(韓国)に並ぶと、パー5の6番でも第3打を1メートルの場所に落とし連続バーディーを奪って単独首位に浮上。
後半も10番で第2打を1メートルに付けてバーディー。15番で2.5メートルのバーディーパットを決め着実にスコアを伸ばした。
勝利を決定付けたキーホールは16番のパーセーブ、「あれほどの強い風があった難関ホールをパーで上がれたことが大きい」と語る稲見選手。
この日の16番は半数以上の選手がスコアを落とす向かい風の厳しい最難関コース。稲見選手も風の影響を受けティーショットをラフへ落とすが、200ヤードのセカンドショットで2オンに成功し、2パットでパーセーブに抑えた。
最後まで安定したゴルフを見せた稲見選手は終わってみれば5バーディー ノーボギーの「67」というベストスコアをマークし、トータル16アンダーでホールアウト。「71」の全美貞選手が1打差の2位、さらに3打差の3位に堀琴音選手と山路晶選手が続いた。
前週に行われた「CAT Ladies2021」では、単独首位でありながらも最終日は調子が崩れて2位となり屈辱を味わった稲見選手。「前週のリベンジができて良かった。単独トップに出て逆転負けをすると負け癖がついちゃいそうな気がしたので回避できて良かったです」と勝利を喜んだ。
今季7勝目となると意識せざるを得ないのが賞金女王の座だが、それについてインタビューされると「賞金ランキングのことはあまり気にせずに、これからも自分が勝ち続けていくことを目指してやっていきたいです」と謙虚な姿勢で次の大会への意欲を語った。
(提供:東通エィジェンシー報道チーム)
【2021】ニトリレディスゴルフトーナメント
2021年8月26日~29日