尾崎直道さんのご紹介
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尾崎直道
尾崎直道おざき なおみち

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尾崎直道(おざきなおみち)さんは、同じくプロゴルファーで長兄の尾崎将司(おざきまさし)さん、次兄の尾崎健夫(おざきたけお)さんのあとを追うようにゴルフを始めました。初勝利はプロ8年目の1984年(昭和59年)と遅咲きながら、1991年(平成3年)・1999年(平成11年)と2度の賞金王に輝いています。また、2012年(平成24年)から参戦しているシニアツアーでは、初年度にいきなり賞金王となるなど大活躍。

「ジャンボ(将司)」「ジェット(健夫)」「ジョー(直道)」の愛称で「尾崎3兄弟」として名高い尾崎直道さんの軌跡をご紹介します。

尾崎直道
さんの主な戦績


尾崎直道 /
プロゴルフツアーの軌跡


1984年(昭和59年)・28歳

1984年(昭和59年)のこの年、プロデビューから8年目にして「静岡オープン」で念願の初優勝を手にします。同年に「札幌とうきゅうオープン」「KBCオーガスタ」でも優勝し、3勝を挙げて年間賞金ランキング2位につけました。

静岡オープンゴルフトーナメント 優勝

1984年(昭和59年)初優勝1984年(昭和59年)に「静岡オープンゴルフトーナメント」で念願の初優勝。プロデビューしてから8年という遅咲きの初勝利は、なんと自身の結婚式から1週間後のことでした。2打差をつけられて迎えた最終日に巻き返し、10番、11番ホールで連続バーディーを奪うと勢いに乗って2位に5打差をつけての優勝。静岡オープンゴルフトーナメントは、2002年(平成14年)まで静岡カントリー浜岡コースで毎年シーズン序盤の3月に開催されてきた大会です。歴代の優勝者には中島常幸(なかじまつねゆき)さんや、青木功(あおきいさお)さんも名を連ねています。

この年の尾崎直道さんは、ツアー3勝を挙げるなどの活躍が評価され「日本プロスポーツ大賞新人賞」を受賞しました。

1991年(平成3年)・35歳

1991年(平成3年)は、「カシオワールドオープン」「日経カップ」「サントリーオープン」「ゴルフ日本シリーズ」で4勝を挙げ、初の賞金王の座を手にします。

ゴルフ日本シリーズ 優勝

尾崎直道さんは1988年(昭和63年)と1990年(平成2年)に「ゴルフ日本シリーズ」を2度優勝しており、得意としている大会。1991年(平成3年)には賞金王がかかったこの試合の直前に父親が亡くなり、波乱の幕開けとなりました。

兄2人が父親の葬儀のため試合を欠場する中、賞金王がかかっていた尾崎直道さんは出場を決意。ツアー1日目が終わったあとに飛行機で実家に戻り、葬儀に出席。翌早朝、東京にとんぼ返りして2日目に参戦します。3日目からは落ち着いたプレーで首位に立ち、結果はトータル20アンダーで優勝。賞金1,500万円を獲得し、見事賞金王に輝きました。

「ゴルフ日本シリーズ」は毎年年末に開催される日本ツアーの最終戦で、その年の日本ゴルフツアー優勝者や賞金ランキング上位者など30人が出場する、最優秀プロ決定戦とも言える大会です。歴代の優勝者には、杉原輝雄(すぎはらてるお)さんをはじめ、兄の将司さん、建夫さんのほか、丸山茂樹(まるやましげき)さん、石川遼(いしかわりょう)さんなど、歴代のトッププロが名を連ねています。

1999年(平成11年)・43歳

1993年(平成5年)から参戦している全米ツアーと並行して出場した日本ツアーでも活躍し、「日本プロゴルフ選手権大会」「つるやオープンゴルフトーナメント」「日本オープンゴルフ選手権競技」で3勝を挙げました。さらに、1999年(平成11年)に2度目の賞金王に輝きました。

日本オープンゴルフ選手権競技 優勝

1999年(平成11年)2度目の賞金王北海道の「小樽カントリー倶楽部」で開催された「日本オープンゴルフ選手権競技」は、2日目からは悪天に見舞われて、予選通過ラインは13オーバーまで後退するなど過酷な戦いとなりました。3打差で迎えた最終日、激しい風雨の中を善戦し2位に2打差で見事優勝を果たし、賞金2,400万円を獲得しました。なお、翌2000年(平成12年)にもこの大会を制し、2年連続で栄冠を手にしています。

尾崎直道さんはこれで4つの「日本」、つまり「ゴルフ日本シリーズ」「日本プロゴルフ選手権大会」「日本ゴルフツアー選手権」「日本オープンゴルフ選手権競技」に優勝して、史上5人目のグランドスラマーとなったのです。

「日本オープンゴルフ選手権競技」は1927年(昭和2年)から毎年秋に開催されている日本のメジャー大会のひとつ。歴代の優勝者の中には長兄・尾崎将司さん、松山英樹(まつやまひでき)さん、池田勇太(いけだゆうた)さんらがいます。

2005年(平成17年)・49歳

1993年(平成5年)~2001年(平成13年)の8年間にわたりシード権をキープして参戦していた全米ツアーを退いて、日本ツアーに専念し始めてから3年目の2005年(平成17年)、49歳の誕生日を目前にして「つるやオープンゴルフトーナメント」「中日クラウンズ」で2週連続優勝を果たしました。

中日クラウンズ 優勝

CBCテレビ中日新聞社が主催する「中日クラウンズ」は1960年(昭和35年)から続く、民間トーナメントの草分け的な大会。前週の「つるやオープンゴルフトーナメント」で優勝した尾崎直道さんは、この「中日クラウンズ」でも最終日にプレーオフを制して優勝しました。

2012年(平成24年)・56歳

2012年(平成24年)シニア賞金王尾崎直道さんは2012年(平成24年)から日本国内のシニアツアーに本格参戦。「コマツオープン」と「スターツシニアゴルフ」を制して2勝し、シニアツアーの賞金王に輝きました。賞金王争いは最終戦までもつれ込みましたが、「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」を2位で終えて賞金王タイトルを獲得。

また、この後出場したレギュラーツアーの「ダンロップフェニックス」で、56歳にしてホールインワンを達成するという快挙を成し遂げました。これは長兄の尾崎将司さん(当時57歳)に次ぐ、2番目の年長記録です。

コマツオープン 優勝

「コマツオープン」は2007年(平成19年)に始まったプロシニアの大会で、石川県小松市の小松カントリークラブで開催。

2012年(平成24年)の同大会で、尾崎直道さんは最終日1打差の2位でスタートするも、プレーオフを制してこの年のシニア2勝目を挙げ、賞金1,400万円を獲得しました。

尾崎直道さんプロフィール

尾崎直道

1956年(昭和31年)徳島県海部郡宍喰町生まれ。15歳のときにゴルフを始め、1984年(昭和59年)「静岡オープン」で初勝利を挙げました。同年に3勝し賞金ランキング2位。1991年(平成3年)には3勝を挙げて、初の賞金王となります。1993年(平成5年)からはアメリカPGAツアーにも参戦し、日本とアメリカを行ったり来たりしながら8年間シードをキープしました。2012年(平成24年)からは国内シニアツアーに本格参戦。2勝を挙げて初年度から賞金王を獲得しています。

掲載日:2022年12月2日
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