2022年4月5日
大会レポ「東建ホームメイトカップ 主催者推薦枠の選手も活躍!」

東建ホームメイトカップ 河本力選手・光田選手出場
東建ホームメイトカップは4月3日の決勝ラウンドで閉幕となりましたが、あの熱戦は余韻が冷めやらぬ思いです。
上位陣の熾烈なトップ争いは手に汗を握る展開となりましたが、この大会で好成績をおさめた注目の選手がいます。そんな次世代を担う若きプロゴルファーを紹介します。
ゴルフに詳しい方ならご承知のことと思いますが、ジャパンゴルフツアーの各大会には、シード選手、下部ツアーやQT(クォリファイングトーナメント)の上位者以外にも主催者推薦による出場枠が設けられています。
この制度の趣旨は実力を持ちながら出場機会に恵まれない選手を応援すること。それだけに東建ホームメイトカップの大会に携わるスタッフ一同、毎年、優勝争いと同じかそれ以上に推薦選手の順位を気にかけています。
今年の「東建ホームメイトカップ」には18名の主催者推薦が出場しましたが、その中でも左右田鑑穂大会名誉会長が推薦した河本力選手と光田智輝選手が揃って予選を突破し並み居る強豪選手に負けない活躍を見せました。
その中でも大健闘したのは河本力選手です。
河本選手は2019年の「東建ホームメイトカップ」にもアマチュアとして出場し37位タイに食い込んで非凡な才能を見せました。
その後2020年「日本オープンゴルフ選手権」2日目に並み居るプロを従えて単独首位に立つなど活躍ぶりは皆さまご承知の通り。
しかし、昨年末のQTでは74位と振るわず、記念すべきプロデビューイヤーのツアーフル出場権を逃してしまいました。
一見華やかなプロの世界ですが試合に出られなければ稼ぎはゼロです。食べていくのは並大抵ではありません。 推薦出場は年間8回までと決められているので 「東建ホームメイトカップ」は数少ないチャンスのひとつでした。
開幕前、河本選手は「お仕事になったので生きていくためには稼がないといけない。リスクマネジメントができるように心がけていきたい。最低でも予選通過が目標です」と話していました。
アマチュア時代の実績を考えたらデビュー戦でいきなり優勝してもおかしくない実力の持ち主です。 それでもあえて予選通過と口にしたところに河本選手のプロとしての覚悟を感じました。
また、2日目を19位タイで終えて最低目標をクリアした河本選手は、初賞金の使い道を聞かれて奨学金の返済と答えたのです。
最近身近でも話題となっている奨学金問題はプロゴルファーの世界でも同じ。
世知辛さを感じつつ河本選手を応援しましたが、最終日は4バーディー・ノーボギーの完璧なプレーで順位を上げ単独の7位フィニッシュで賞金429万円を獲得。
大学時代に故郷松山市から借りた奨学金290万円を自力で返す目処もついたと本人も喜んでいたと聞きましたが、応援していたスタッフにとっても嬉しい結果となりました
河本選手は次戦「関西オープンゴルフ選手権」の出場も決まっており、初優勝、初シードを達成できるよう引き続き声援を送りたいと思います。
また、岐阜県出身の光田智輝選手は2年連続予選通過を果たし昨年より順位を上げて23位タイでフィニッシュ。 まだまだ伸び盛りの26歳だけに次回大会ではさらなる活躍が期待されます。
今年は若手の活躍が目覚ましい東建ホームメイトカップでした。
次世代の主役たちの活躍をますます応援しております!
(提供:東通エィジェンシー報道チーム)
2022年大会 東建ホームメイトカップ
河本選手・光田選手 スコア結果
順位 | 通算 | 選手名 | 1R | 2R | 3R | 4R | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | -9 | 河本力 | 67 | 74 | 67 | 67 | 275 |
23T | -4 | 光田智輝 | 71 | 72 | 69 | 68 | 280 |
2022年 東建ホームメイトカップ 大会写真集・動画集
「決勝ラウンド最終日」の大会写真と大会動画を掲載しております。