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引退よぎった原江里菜、手応えつかみVへの思い再び

[ 2月5日 8時0分 配信 ]

原江里菜
原江里菜

<女子ゴルフ2019年注目選手・復活編2>

19年の国内女子ゴルフは、ダイキンオーキッドレディース(3月7日開幕、沖縄・琉球GC)で幕を開けます。日刊スポーツでは17日まで、テーマごとに今季の注目選手14人を紹介します。最初のテーマ「復活」の第2回は、原江里菜(31=NEC)。17年に賞金シード権を喪失。一時はどん底を見ながら、昨年末のQT(予選会)は1位と復調の手応えをつかんで、今季に挑みます。

  ◇   ◇   ◇

理想と現実とのはざまで、もがいていた。原は17年に賞金シード権を失い、巻き返しを目指して臨んだ昨年も10月の富士通レディースから残り5戦全て予選落ち。特に最終戦となる11月の大王製紙エリエールレディースでは、1打及ばずに決勝ラウンド進出を逃し、クラブハウスに戻ると、人目をはばからずに泣いた。

「いいプレーができているのに、それなのに…。久々に悔しいです」

昨年の賞金ランクは58位。予選通過していれば、55位以内に与えられる今季前半戦の出場権を得る可能性はあった。終盤戦の失速と最終戦の1打が、いつまでも脳裏から離れなかった。

「いつゴルフを辞めるかを考えていました。でも、そうやって、真剣に考えているということは、まだゴルフが好きだということ。やっとそれに気が付いた。本当は(QTは)出たくなかった。でも、ゴルフを続けるためには、やるしかないから。そこ(QT)に集中して、全力でやろうという気持ちになった」

腹をくくって臨んだ2週間後のファイナルQT(兵庫・東急グランドオークGC)で、4日連続アンダーパーを出して1位通過。QT前には「自分が何をしたらいいのかが分からない」と漏らすほどの不安定な精神状態から、「必死にやって結果を残すことができた。今は(ゴルフを)辞めたくない」と、気持ちに確かな変化が生まれていた。

「リランキングばかりに目がいくのではなく、久しぶりに優勝したいです。やっぱり、そこしか本当のうれしさは味わえないから。(自分から)辞めようとしなくても、いつか辞めなきゃいけない時が来る」

昨年7月のサマンサタバサ・レディースで、宮城・東北高の同学年で仲のいい有村智恵が、6年ぶりの復活優勝を果たした。いい時も、悪い時も、一緒に歩んできたからこそ、今年は原が復活劇を成し遂げる番になる。15年以来のツアー通算3勝目へ。どん底からはい上がる真の強さを、見せて欲しい。【益子浩一】

◆原江里菜(はら・えりな)1987年(昭62)11月7日、愛知県豊田市生まれ。10歳から競技を始め01、05年日本ジュニア優勝。東北高から東北福祉大に進み、06年日本学生優勝。ツアー本格参戦した07年に賞金シード権を獲得。ツアー優勝は08年NEC軽井沢72トーナメント、15年大東建託・いい部屋ネットレディスの2回。昨年はほけんの窓口レディースの5位が最高成績。164センチ。

(提供:日刊スポーツ)

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