
トラブルショットの代表例でもある林からの脱出ショット。よく言われるのは、7番アイアンあたりのやさしい番手を持ち、ロフトを立てて打つ方法です。しかしながら、うまく当たりすぎてしまった場合、ロフトのある番手ではイメージした以上にボールが上がってしまうことが少なくありません。特に高い球を打てない場合は、予めロフトの立っているクラブ(4番・5番)を使うほうが良い結果につながるでしょう。最初からロフトの立っているクラブなら、ナイスショットしても低い球しか出ませんからね。
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木の枝が邪魔でフルスイングできないときの脱出法
バックスイングが取れない状態なら、バックスイングを取らなくてもいいクラブを使います。極端に言えば、脱出するためだけならパターでも十分。ある程度の距離が必要なら、ショートウッドなどを短く持ってパッティングのようなストロークで打ちましょう。ダフってもヘッドが滑ってくれるクラブを使うのがいいですね。 |

距離が必要ないと判断した場合はパターが一番確実。林のなかはベアグラウンドになっていることも多いので、距離が必要な場合は、ダフってもOKのショートウッドなどを活用して脱出したい。 |
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これも脱出最優先で考えるなら左の写真のような背面打ちが安全。ある程度距離を出したい場合は、中央の写真のようにフェースを逆さまにして左打ちをします。ちなみに僕がよくやっているのは、ウェッジを使っての左打ちです。ウェッジはフェース面が広いですし、ロフトがあるぶん、逆さまに構えたときにトゥ側でボールを拾える安心感があるんですね。高さがほしいときに使っています。ただ、普段から練習しておかないと簡単にできるショットではありませんので、確率が低いな……と感じたらアンプレアブルを宣言するほうがやっぱり無難ですね(笑)。 |
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最も安全なのはやはりアンプレアブルを宣言することだが、普段から練習しておいてソンはないと言えるのが左打ちだ。確実性で言うなら上記の打ち方がベター。練習場の左打席などで練習しよう。
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