打ち込みは絶対にやってはいけないマナー違反。もし打ち込んでしまったら、その場でお詫びの気持ちが伝わるように声をかけるか、頭を下げるなどして対処する。その後、なるべく早い段階(次のティーグラウンドなど)で正式にお詫びの気持ちを伝えよう。
バンカーの出入りは低い場所から行なうのが基本。傾斜のきつい場所から出入りすれば、スパイクで芝を痛めるだけでなく、砂をならすのも大変。それに自分が足を取られてケガをする可能性も。
日本ではバンカーの外にレーキを置いているコースが多いが、欧米ではバンカー内に置くのが主流。それはレーキによってボールの行方が左右されてはイケナイという考えが基本になっているが、それぞれのコースの流儀に従うのがベターだろう。
同伴者のラインを踏まないように留意するのはもちろんのこと、同伴者がパッティングする際、そのライン上に立ったり、視界に入る場所でむやみに動かないように。また、夕刻に近いプレーでは同伴者のライン上に自分の影が落ちないようにも留意したい。
自分が傷つけたのだから、自分のピッチマークは直して当然。パッティングまでに時間がある場合は、他の人のピッチマークも修復するように心がけたい。
自分のパッティングを待つ間、もしくはカップインした後に手が空いているときは、グリーンフォークを使ってピッチマークの修復を心がけよう。後からやってくるプレーヤーへの配慮は、巡り巡ってあなたを助けることにもなる。また、スパイク傷については、ルール上、全員がカップインしてからでないと修復できないが、プライベートラウンドなら、その行為が自分や他のプレーヤーの有利に働かない前提で待ち時間に修復するのもよい。
同伴者の邪魔にならない範囲で自分のラインを読んだり、素振りをするのは問題なし。逆に自分の順番が来てからラインを読み始めるのはスロープレーの元凶。
全員がグリーンオンしたら旗竿を抜いて速やかにグリーンの外に置く。とても大きなグリーンで外まで持っていくのが大変な場合はグリーン内に寝かせて置くのも構わない。但し、グリーン面が傷まないよう、そっと置くこと。
踏みさえしなければ、ラインをまたいでもいいという考えは間違い。グリーン上ではなるべく同伴者のラインをまたがなくてもいいように動こう。やむを得ない場合は「失礼します」とひと声かけて。
カップ周辺のグリーン面は他の場所に比べて強度も低くデリケート。芝を傷つければカップ際の転がり具合にも影響するので、カップインしたボールを拾うときには細心の注意を。カップに近づくのは靴一足分まで、と考えてボールをピックアップしよう。
ラウンド後半になって足に疲れが出てくると、ついついスパイクを引きずって歩いてしまいがち。たとえソフトスパイクでもひっかき傷がついてしまうので注意が必要だ。
グリーンが空くのを待っている後続組のプレーヤーにとって、グリーン上でスコアを記入しているゴルファーほどイライラする存在はありません。ホールアウトしたら早歩きでグリーンを離れ、スコアなどの確認はカートに乗ってから、あるいは次ホールのティーグラウンドで行なおう。