ゴルフ場で朝食を摂ったり、練習場を利用する場合などはさらに早めの到着を。コース側も到着したキャディバッグを運び、カートに積み込んだりする作業で朝は大忙し。早めの到着は自分が余裕をもって準備できることに加え、ゴルフ場側にとってもありがたいことなのだ。
昔ほどうるさく言われなくなった「上着着用」のドレスコード。でも「なぜ上着が必要か?」という論議はさておき、メンバーシップのゴルフコースはメンバーの「家」のようなもの。ビジターはその「家」を訪問するわけだから、相手の都合に合わせるのがやはりスマートだ。カジュアルなジャケットを一枚車に積んで出かけるのが得策。
ゴルフ場に来ている人は、みなゴルフを楽しむために来ている。いわば共通の趣味を持っている仲間なわけで、ロッカーなどですれ違ったり、目が合ったら「おはようございます」と気持ちよく挨拶を交わしたいもの。特にコンペなどでは隣のロッカーを使っている見知らぬ人がその日の同伴者という可能性もある。気持ちのいい挨拶をかわしておけば、その後のコミュニケーションもスムーズだ。
セルフプレー、特に初めてプレーするコースなどではレイアウトがわかりづらいもの。スムーズにプレーするために、事前にコースガイドの有無を確認しておきたい。スタート前にマスター室などで聞けば教えてもらえるはずだ。
プレー中の携帯電話の使用は極力避けたいもの。もしやむを得ない事情でコースへ持ち出す場合、マナーモードは当たり前。同伴者にも事情を説明してひと声かけておきたい。また、クラブハウスのレストランでも席についたまま電話に出るのはマナー違反。席を立ち、人気のないところで電話に出よう。
週末のゴルフ場は練習グリーンも大混雑。そんな時、自分より先に練習している人にプライオリティがあるのは当然。カップに対してラインが交差するような無礼は慎もう。 人があまりにも多い場合は、カップのないところに仮想カップを見立てて練習するのが賢明。
スタート時間=集合時間と勘違いしているゴルファーは少なくない。スタート時間はあくまでもティーオフの時間。ひとつ前の組のスタート時間を目安にして、早めの準備に取りかかろう。そのほうが自分のプレーにも余裕が生まれる。但し、前の組の邪魔にならないように気をつけるべし。
暫定球用のボールをはじめ、プレーに必要な小物をしっかり用意しておく。コース上で紛失してもいいように、ティーはなるべく木製のものがベター。ピッチマークを修復するグリーンフォークも間違いなく必需品だ。
ティーグラウンドはボールを打つ場所であって、練習の場ではない。カラダをほぐす程度の素振りは仕方ないとしても、なるべく最小限に。また、素振りをするときは周囲に人がいないことを確認し、必ず人のいない方向を向いて行なうこと。素振りでもダフれば小石などが飛ぶことがありとても危険だ。
よく自分たちが打とうとしているティーグラウンドに平然と入ってくる後続組の無作法ゴルファーに出会う。しかし、そのティーグラウンドはその時プレーしている人たちの占有場所。他人の家に土足で上がり込むような失礼な行為はやめよう。